温度差をなくす、結露を防ぐなど、複層ガラスにはさまざまな機能が期待できます。しかし、その分、普通の単板ガラスより高価なことは確かです。価格はおおよそ一般の複層ガラスの1.6倍~1.7倍。建坪約40坪、窓面積が合計で約30m2の平均的な新築一戸建住宅の場合、40万~50万円のコストアップになります。
また複層ガラスに取り替える場合、材料費のほかに施工費と経費、廃材処理費などがかかってきます。この数字や手間を考えると、「やっぱり高い」と思うかもしれません。
しかし、初期投資はかかりますが、遮熱性と断熱性に優れた複層ガラスを選んでおけば、冷暖房機器の大幅な効率アップにつながります。効率がよくなれば、自然と光熱費を節約することができるのです。
月々の節約はわずかなものですが、これが何年も続けば、必ずプラスへと転じます。一般的な戸建住宅の場合、 通常の一枚ガラスから複層ガラスに換えると、暖冷房費が年間で最高6~9万円も節約できます。家計も助かることになるわけです。
新築同様、窓ガラスは一度リフォームをすれば、破損したり寿命がきたりするまで、取替える必要はありません。一方、キッチンやバス、トイレといった水回りやその他の設備は、年月の経過とともにどうしても傷みますし、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
しかし複層ガラスは割れたり、ヒビが入ったりなど、寿命がくるまで使うことができます。部品の交換や整備は不要です。また、普通のガラスと同じように、汚れたら拭き掃除をするだけと、メンテナンスが簡単なのも魅力的です。省エネリフォームを考えた場合、まず窓から始めてください。家族のライフ・スタイルに合わせて交換することもできる上、、省エネ効果も図れるのです。
子どもを中心に、成人にも増加傾向にあるアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー性疾患の主な原因はハウスダスト、ダニのフンや死骸、カビだといわれています。実のことろ、窓はダニやカビが発生しやすい場所のひとつなのです。窓が結露すると、水滴が木枠や床に少しずつしみ込んで、そこはダニやカビが発生しやすい環境になってしまいます。
また室内の急激な温度変化によって身体に負担がかかるヒートテックにより、重大な疾患を引き起こす可能性もあります。家族が病気にかかれば、当然医療費がかかりますし、家の中も暗くなりがちです。窓リフォームで快適な生活空間を作り、家族の健康を守りましょう。